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鑑真和上坐像の作者は?当時を復元した画像も!お墓はどこに?

   

学校の歴史の授業でも
必ず登場する高僧・鑑真。

その死後に製作されたという
「鑑真和上坐像」の写真も
セットで習いましたよね。

この像は職人の仏師が作ったものではなく
その弟子の手によるものであると言われて
います。

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日本最古の肖像彫刻

鑑真和上坐像は763年頃に製作された
日本最古の肖像彫刻でありそういった
意味でも貴重な作品でもあるんですね。

どおりで教科書に載るわけです。

鑑真自身が僧侶である以外にも彫刻などにも
造詣が深かったそうで、そういった技術も
日本国内に伝承されていったそうです。

同像は弟子の忍基(にんき)という僧が
中心となって製作したとのこと。

伝承では鑑真が亡くなる前に夢の中で
その死を予見して作ったと伝わっています。

近年、像を詳しく調べたところ、
やはり職人が道具を用いて作ったのではなく
素手を使ってその造形を作り上げている
ことが分かったのだとか。

仕事が素人臭いといったら悪い言い方ですが
鑑真という師を尊敬する弟子たちの手による
心のこもった肖像ということですね。

当時を復元した画像

鑑真和上坐像の模像を
財団法人美術院が製作。

その像がこちら
【画像】当時を復元した坐像

当時の顔料などを調べて再現した
そうで、じつに鮮やかな色彩ですね。

肌の色艶も非常に健康的です。

じつは実物の像があんなに煤けているのは
江戸時代に唐招提寺が火事に遭ったため
なのだそうです。

その際に像の本体も損傷し、
修復を受けています。

火事のせいで経年の影響以上に
黒ずんじゃったんですね。

今回の復元にかかった費用は
3000万円とのこと。

かなりお高いんですね。

それもそのはず、麻布を漆で張り合わせる
当時の技法や顔料を用いて再現。

しかも製作には10年の歳月が
かかっているのだそうです。

まさに一大プロジェクトですね。

そうして出来上がったこの模像ですが、
この美しい色彩を現在の像と同じ色合いに
調整して唐招提寺で公開しているのだとか。

きれいなままの姿でいいように思いますけど
実物が貴重でやたらに公開できないだけに、
この模像もそっくりにして一般公開する
必要があったというわけですね。

お墓はどこに?

日本の仏教に戒律を確立した
鑑真は763年に76歳で死去。

死後は唐招提寺の鑑真和上御廟に埋葬され
その墓所は立ち入りはできませんが、
現存しています。

ユネスコの世界遺産にも
登録されている同寺。

拝観する機会があれば鑑真和上坐像や
鑑真和上御廟などにも足を運んで
みてはいかがでしょうか。

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