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堀信一(医師)のWiki!動脈塞栓術のメリットとデメリットは?

   

ゲートタワーIGTクリニックでガンの
カテーテル治療に取り組む堀信一さん。

動脈塞栓術といういわばガンを
兵糧攻めにする方法で治療に
あたっています。

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おもなプロフィール

堀さんは静岡県島田市の生まれで、
大阪育ち。

少年時代は飛行機の設計技師を
目指していたのだとか。

最初から医師が目標では
なかったんですね。

しかし、国内での飛行機製造が中止に
なったこともあって、自ら開業できる
医師を志すようになります。

そうして一浪の末、徳島大学の
医学部へ進学。

卒業間近で進路を決める段になって、
外科も内科も向いていないと思った堀さんは
放射線科の専門医になることを決意。

叔父さんのいる大阪大学附属病院で
研修医となります。

その後、大阪府成人病センターの放射線科
に勤務し、放射線治療や血管造影を勉強。

勉強していく中で血管内治療に興味を持ち、
大阪大学へ戻って助手となり、血管内治療を
専門とするようになります。

そんなとき、スイスから学会の講演に訪れた
教授と知り合い、スイスに来るよう誘いを
受けます。

留学することがかねてからの念願だった
堀さんはこの誘いを受け、スイスの
ベルン大学の放射線科に留学する
こととなります。

渡りに船という感じだったんですね。

留学中は血管造影の仕事に打ち込んで
いましたが、あまり楽しい仕事では
なかったのだとか。

せっかく留学したんですから、「日本では
できないことがしたい」と思うのが
人情ですよね。

そうして半ば退屈していたときにフランス
から講演にやってきた教授が、まだ日本では
マイナーだったカテーテル治療を披露。

それを見た堀さんは衝撃を受けます。

そうしてその教授に頼み込んで
今度はパリの病院に1ヶ月留学。

思い立ったらすぐ行動、
じつにアグレッシブですね。

こうして学んだカテーテル治療の
知識を持って日本に帰国。

阪大に戻ってその技術を実践したいと
考えますが、周囲の反応は冷ややか
だったのだとか。

やはり新しいことをやろうとすると
障害は付き物なんですね。

それでも賛同してくれる医師もいたそうで
そうした医師と協力し、カテーテル治療を
進めていくことになりました。

放射線科では脳内の治療はできないため
抗ガン剤を運ぶガン治療に応用していく
ことになります。

その後、堀さんはいくつかの病院に移り、
ふと、自分が思うような治療ができる
病院を作りたいと思い立ちます。

周囲の反対もあった中で関西空港の近くに
ゲートタワーIGTクリニックを開業。

患者さんのアクセスが便利であることを
考慮した立地を選んだのだそうです。

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動脈塞栓術について

堀さんが現在、ガンに対して行っている
治療法が動脈塞栓術。

ガン細胞に栄養を送っている血管を
ふさぐことでガンの働きを弱めたり、
死滅させることまでできる治療法です。

この治療法のメリットはなんと言っても
外科手術をせずに治療できること。

太ももの付け根からカテーテルを挿入して
患部まで行き、腫瘍に栄養を送る血管に
用材を注入し詰まらせます。

ガン細胞も生きるために栄養が必要ですから
それが絶たれれば活動は弱まりますよね。

まさに文字通りの“兵糧攻め”。

外科手術では負担の大きい高齢者などには
うってつけでしょうね。

おもに乳ガン、肺ガン、肝臓ガン、卵巣ガン
子宮ガンなどに向いているのだそうです。

一方、デメリットとしては治療自体に
非常に高度な技術が必要なこと。

まぁ無数の血管が走る人体にあって、
目的の血管まで到達するだけでも
大変そうですよね。

また、CTと血管造影装置を組み合わせた
非常に高価な設備も必要になるとのこと。

そのお値段、約1億5000万円也。

けっこういいお値段しますねぇ。

経営が苦しい病院が多いと聞く中で、
これだけの設備投資をする余裕のある
病院はなかなかないでしょうね。

こうした理由から日本では遅々として
広まらない動脈塞栓術。

堀さんは25年この治療法を研究し、
血管を詰まらせるのに最適な塞栓材料を
独自に開発。

それに注目したフランスや米国はいち早く
認可し、海外での使用実績のほうが
多かったのだそうです。

じつは日本で認可されたのは昨年。

国もこういう医療分野での認可だけは
よりスピーディーにしてほしいですね。

日本ではまだまだマイナーな
動脈塞栓術。

堀さんのクリニックでどんどん実績を作って
国内に広まっていってもらいたいですね。

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