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山口琢磨さんのWiki!海運で世界的な発明とは?90歳で現役社長!

   

押航船団連結装置を発明し、世界の海運業に
多大な影響を与えた山口琢磨さん。

90歳となった現在もタイセイ・
エンジニアリングで現役の
社長職を務めています。

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まさに天才

山口さんは島根県の出身。

旧制松江中学・旧制松江高校を卒業し、
東京大学へ進学します。

すでにかなりの
秀才っぷりですね。

第一工学部船舶工学科を卒業後、
大学院に進学。

ところが不運にも結核に感染。

時代はちょうど終戦直後でしたから
まだ結核は不治の病とされていた頃。

その後6年にも渡る療養生活を
余儀なくされたのだとか。

あるいは死を覚悟した
かもしれませんね。

この療養中、山口さんは好きだった
語学の勉強に打ち込みます。

英語をはじめフランス語、ドイツ語、
ロシア語、スウェーデン語にも堪能に
なったのだとか。

やはり天才っているんですね。

翻訳家になろうと考えた時期もあったそうで
のちにスウェーデンのノーベル賞作家
ラーゲル・クヴィストの翻訳も
実際に手掛けています。

きっと文学の世界に行っても
大成できた方なんでしょうね。

エンジニアの道へ

1953年、自衛隊の駆逐艦建造の
プロジェクトに召集された山口さん。

戦時中に技術士官候補として徴用された際
身につけた技術が役立ったのだとか。

人間どこでどんな技能が生きるか
分からないものですね。

それがきっかけとなって2年後に仲間と
タイセイ・エンジニアリングを設立。

設計部長として各種船舶の設計に
携わってきました。

1985年より同社社長に就任し、
現在に至っています。

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世界が認めた発明

そんな山口さんが発明したのが
押航船団連結装置「アーティカップル」。

貨物を積んだ船、いわゆる艀(はしけ)と
押船とを連結させる装置です。

その業界の方じゃないと
まず知りませんよね。

それまで艀とタグボートはロープや
ワイヤーでつないでいましたが、波によって
切れてしまうことがあるため、波の高い外海
では使えませんでした。

そこで山口さんは機械の連結装置を
作ることを思い立ちます。

それまで世界では誰も開発していません
でしたから、相当に難しい挑戦だったん
でしょうね。

強い波の力にも対応するため、山口さんが
考え出したのが蝶番(ちょうつがい)。

ドアに付いてるあれですね。

波の揺れにも蝶番なら受け流せる
というわけですね。

この蝶番の動作を計算するのに当時の
最新鋭のコンピューターを使用して一晩
かかっていたのだとか。

まだ性能も低かったんでしょうけど、
完成までには相当な苦労があったん
でしょうね。

こうして山口さんが発明した
アーティカップルは国内で実用化され
次第に海外でも採用されるように
なります。

それまで押船航団では外海に出られなかった
ものが定期航路にまで使用されるように
なったわけですから、まさに押船航団の
世界に「革命」をもたらしたんですね。

2010年、この功績を称えて
米国のエルマー・スペリー賞が
山口さんに贈られました。

同賞は運輸技術の発展に貢献したことに
対して贈られる賞であり、日本では
あの東海道新幹線の開発者・島秀雄氏ら
に続く二組目の快挙でした。

世界が認めた大発明となったんですね。

今や山口さんの連結装置は世界で
70%ものシェアを誇るのだとか。

この分野では圧倒的ですね。

90歳になられてもまだまだ
意気軒昂な山口さん。

ぜひこれからも生涯現役で
がんばっていただきたいですね。

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