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満屋裕明のプロフィール!出身高校と大学は?世界初エイズ治療薬を開発!

   

世界で初めてエイズ治療薬を開発した
満屋裕明(みつや ひろあき)さん。

現在のエイズ治療薬開発における
道を切り拓いた、まさに
パイオニア的な存在です。

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プロフィールについて

満屋さんは長崎県佐世保市の出身。

お母さんが病気がちな方だったそうで
子供の頃に「長生きできる薬を作る」
と約束していたのだとか。

今思えば、その言葉を現実のものに
したんですから、すごいですね。

県立佐世保北高校を卒業後、
熊本大学医学部に進学。

大学卒業後は同大附属病院に入局し、
1983年に米国の国立癌研究所に
研究員として留学。

その二年後の1985年に世界初の
HIV治療薬「AZT」を開発。

1997年に母校の熊本大学
医学部の主任教授に就任。

2012年には国立国際医療研究センター
臨床研究センター長にも就任。

紫綬褒章や慶應医学賞、朝日賞など
多数の受賞歴があります。

まさにそれまでの功績を
称える勲章ですね。

ご家族は奥さんと娘さん二人に
息子さんが一人いらっしゃるそうです。

「AZT」での屈辱

まさに満屋さんが米国に留学していた最中に
HIVウイルスが発見され、謎の病気だった
エイズの原因が判明したタイミングでした。

とはいえ、当時はまだ感染経路が
すべて明らかになっていない時代。

研究者はみんな感染を恐れて治療薬の
開発には及び腰だったのだとか。

まぁ必ずしもその研究者たちを
非難することはできませんが。

そのとき現地で白血病の研究を
していた満屋さん。

白血病もHIVも免疫に関わる病である
という共通点もあって、研究には
入りやすかったのだそうです。

しかし、同僚の研究員たちは
「ここで研究するな」と猛反発。

感染する可能性がゼロだと分かって
いなければ当然そうなりますよね。

それでも満屋さんが研究に取り組んだのは
「自分がやらなければ」という
研究者としての使命感だったのだとか。

未知の病に立ち向かう、ある意味
命懸けの研究にもかかわらず、
すごい“研究者魂”ですね。

満屋さんが考えたのはHIVが細胞に入って
免疫細胞のDNAを書き換える「逆転写」の
働きをブロックする薬を作ることでした。

HIVを破壊しなくても、その働きをちょっと
邪魔すれば免疫細胞は守れるわけですね。

こうして完成したのが
逆転写酵素阻害剤「AZT」。

満屋さんが世界で初めて開発した
HIV治療薬でした。

ところが、このAZTの開発に
協力していたバローズウェルカム社が
満屋さんに無断で特許を取得。

まったくもって
許しがたい暴挙ですね。

安価な値段で世界に広く配布したい
と願っていた満屋さんは憤慨。

訴訟も起こしますがすべて敗訴し、
満屋さんはAZTの特許を失います。

我が事のように悔しいですね。

しかし、それで諦めなかった満屋さんは
研究を進め「ddI」・「ddC」という
新薬を開発。

自らの研究によって失地を
取り返したんですね。

その後、HIVの増殖を阻害する
プロテアーゼ阻害薬「ダルナビル」
を米国研究チームと共同開発。

これは特許料を支払わずに使用できる薬
として国連で登録されました。

これは安価な薬で途上国のHIVを
食い止めたいという満屋さんの
思いがあったのだとか。

その人道的な心意気が本当に
すばらしいですね。

目先の利益に執着して、他人の特許を
かっさらったどこかの製薬会社とは
大違いです。

今現在、エイズを根治させることは
できないものの、発症を抑えることで
確実に感染者の寿命は延びているとのこと。

「死の病」から「持病」という
領域へと移ったんですね。

満屋さんが切り拓いたHIV治療の道。

日本人として誇りに思うとともに、
その偉大な功績に心からの敬意を
表したいですね。

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