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山岸順一(国立情報学研究所)のWiki!音声合成のエキスパート!

   

国立情報学研究所で音声合成の研究に
取り組む山岸順一さん。

その研究は病気で声を失った患者さんが
利用する会話補助システムにも応用されて
います。

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バンド活動がきっかけに

東京生まれ、神奈川育ちの山岸さん。

お父さんは会社員、お母さんは自宅で
学習塾を開いていたのだそうです。

そのため、主にお母さんが勉強を
見てくれて理系に強くなったのだとか。

勉強する環境が
整っていたんですね。

高校を卒業し、東京工業大学
工学部情報工学科に進学。

やはり優秀だったんですね。

中学からバドミントンをやっていた
そうで、大学でも続けていましたが、
一方で仲間とバンドを組んでドラムを
演奏するようになったのだそうです。

大学からバンドっていかにもありがちな
キャンパスライフですが。

しかし、山岸さんはバンドを続ける中で
マイクの設置ひとつで音質が変わることに
興味を覚え、音の研究がしたいと思うように
なったのだそうです。

さすがにふつうの学生ではそこから研究には
入りませんけど、やはり山岸さんには
研究者としての素質があったんでしょうね。

そうして音声に関わる研究室に
入った山岸さん。

そのまま大学院まで進みます。

研究者の道へ

修士課程まで修了して、就職しようか
迷ったそうですが、結局博士課程に
進学した山岸さん。

その当時から「音声合成」を研究。

それまで誰かの声を再現するのに
数十時間もの時間を要し、1000万円もの
コストがかかっていましたが、山岸さんの
研究でわずか10分ほどの収録で再現できる
ようになったのだとか。

これはものすごい技術革新ですね。

ただ、研究自体がマイナーだった
こともあり、一般にはあまり浸透せず。

すごい成果なのに研究が実を結ぶのって
難しいものですね。

そうして博士課程を修了後、英国の
エジンバラ大学へ留学。

同国は音声合成の研究には古くから
取り組んでおり、そんな環境で
山岸さんは研究に没頭したのだそうです。

そんな中で、「この研究は医療分野で
役立つ」という助言を得て、病で声が発し
づらくなった人のための会話補助システム
の開発に乗り出します。

まさにそれまでの研究が日の目を見る
ような実用的な分野に生かされる
機会がやってきたんですね。

そうして製作した試作機を
ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者さんに
試してもらったところ大好評。

これには山岸さんも「やりがいを感じた」
と述べています。

やはり人の役に立つというのは
何物にも代えがたい充実感
なんでしょうね。

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ボイスバンクプロジェクト

8年間、英国で研究したのち、
現在は国立情報学研究所で
准教授を務める山岸さん。

また新たな会話補助システムの開発に
向けて、「ボイスバンクプロジェクト」
に取り組んでいます。

このプロジェクトはボランティアで
様々な人から「声」を提供してもらい、
患者さんの声を合成する際に役立てる
という取り組みです。

献血の音声版みたいな感じでしょうか。

まぁ献血に比べたら痛みもありませんし、
よりお手軽かもしれませんね。

このプロジェクトには声優さんなども
積極的に参加してくれているのだとか。

アニメ好きな方にはたまらない
でしょうけど、まず一般には出回る
ことはないですね。

自分の声が病で声を失った方の
助けになると思えばぜひ協力したい
と思いますよね。

今後はさらに芸術などの分野で使用できる
までに音声合成の研究を発展させたいと
語る山岸さん。

ぜひその研究で今後世界を
リードしていってもらたいですね。

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