KNOWLEDGE-知識の泉-

知りたいことはここでリサーチ!

*

チフス菌「毒まんじゅう」事件の真実!犯人の悲しい動機とは?

   

1939年、兵庫県神戸市でチフス菌を
仕込まれた毒まんじゅうにより
死者まで出た「毒まんじゅう事件」。

犯人として逮捕された女医には
犯行に及ぶに至った悲しい動機が
ありました。

スポンサードリンク

事件について

この事件は1939年、贈られてきた
毒まんじゅうを食べた神戸市立市民病院の
副院長とその兄弟、妹の職場の職員ら
計12人がチフスに感染。

副院長の弟が命を落としました。

これだけでもかなりのインパクト
のある事件ですね。

毒まんじゅうは元患者の名前で副院長の
家に贈られてきたもので、副院長の妹は
余ったまんじゅうを職場に持っていって
配ったということでした。

少なくとも副院長の家がターゲットだった
はずが、妹の親切心から関係のない人間に
まで被害がおよんでしまったんですね。

2015102103

犯人について

この事件で逮捕されたのが副院長と
交際していた女医でした。

じつはこの副院長と女医は結婚の約束
までしていた仲だったのだそうです。

いわゆる「婚約」状態だったんですね。

彼女は細菌研究所にも出入りするなど
細菌の取り扱いにも慣れていたのだ
そうです。

まんじゅうに細菌を仕込むのなんて
お手の物だったんですね。

犯行の動機

肝心の犯行の動機は、
副院長への恨みでした。

神戸市立市民病院に勤務していた
彼女はまだ医学生だった副院長と
交際を始めます。

ごく自然な男女の交際ですね。

副院長は「医師になったら結婚する」
という約束をして、さらに彼女から
毎月仕送りもしてもらうようになります。

「結婚」をチラつかせて金を受け取るって
なんだかキナ臭くなってきましたね。

そうして晴れて医師となった副院長。

当然、結婚できるものと思った当の女医
でしたが、副院長の態度が豹変。

結婚を反故にされます。

そして、その家族までもが彼女に別れるよう
に言い渡したのだとか。

まったくもって酷い話ですねぇ。

副院長は男のクズだとしても、
家族までもが男の側につくとは
本当に一家の良識を疑いますね。

あろうことか副院長の妹は女医の
人間性を否定するような言葉まで
浴びせたのだそうです。

それから恨みを抱いた彼女はデパートで
まんじゅうを購入し、犯行に及ぶに至った
のでした。

この経緯を見ていると、どんな善人だった
としても悪意が芽生えるのは致し方ないと
思ってしまいますね。

まったくもってひどい裏切りです。

裁判における判決

当時でもさすがに連日マスコミで
報じられたというこの事件。

やはり世間でも女医に対しての
同情の声が多かったのだそうです。

まぁ当然でしょう。

公判では女医側はチフス菌自体の
殺傷能力の低さから殺意を否定。

神戸地裁は無期懲役の求刑に対し、
懲役3年の判決を言い渡しました。

一名死者も出ていますが、やはりそれまでの
経緯から減刑されたということでしょうね。

まぁ彼女のしたことは決して許される
ことではないですけども、結ばれる日を
信じて副院長に尽くした姿は純真そのもの。

その後、どのような人生を歩んだかは
不明ですが、一途に尽くしたその純真さが
報われた人生であって欲しいと心から
思いますね。

スポンサードリンク