KNOWLEDGE-知識の泉-

知りたいことはここでリサーチ!

*

バングラデシュビル崩落事故の悲劇!原因は?事故のその後について

   

2013年4月24日、バングラデシュの首都
ダッカの商業ビル「ラナ・プラザ」が
崩壊するという大事故が起こりました。

この事故による死者は1127人、負傷者は
2500人という未曾有の大惨事となりました。

スポンサードリンク

事故の原因は?

8階建てだったというラナ・プラザですが、
じつは5階建てだったものを8階建てに
違法に増築しており、それが崩壊の原因と
なりました。

建物の強度なんか無視して
作ったんでしょうね。

バングラデシュには建築法などの法律自体は
整備されていますが、それを遵守するという
意識が希薄だったのだとか。

さらには事故が起こった時刻は朝の
通勤ラッシュだったこともあって
被害が大きくなったと言われています。

タイミングも最悪だったんですね。

事故前日、すでに建物に亀裂が入っていた
そうで、崩壊する兆候はあったのだとか。

ビルを使用しないように警告も受けて
いましたが、ビルの所有者はこれを無視。

事故を回避するチャンスはあったはずなのに
安全管理を最優先にする意識などまったく
持っていなかったんでしょうね。

2015102801

利益優先が招いた事故

バングラデシュは「世界の縫製工場」
の異名をとるほど繊維輸出が主要産業と
なっています。

同ビルにも縫製工場が入っており、
崩壊事故も発電機の振動と数千台に上る
ミシンの振動が誘発したと言われています。

当然、こうした工場でできた製品は
欧米や日本へも輸出されており、
安い労働力として先進国が
利用している現実があります。

日本からはユニクロでお馴染みの
ファーストリテイリングも同国に
進出しています。

安全管理よりも利益を優先してしまったのは
先進国にも少なからず責任があるという
ことにもなりますね。

ちなみに事故後にビル所有者や
工場経営者などが逮捕されています。

その後について

事故を受けて、先進国がバングラデシュから
搾取していた構造が問題視されるように
なりました。

じつは2012年にもダッカにある衣料品工場で
火災が発生し、工場に勤務する117人が
亡くなるという惨事がありました。

火災の原因はむき出しの電気配線に
ホコリが入ったことで引火したため
だったのだそうです。

ビル崩壊事故の以前にもさまざまな
問題があったということですね。

そこで欧州では安全性確保のための
国際合意がなされ、参加企業が出資して
ファンドを作り、資金援助や技術支援を
行うようになったのだそうです。

ちなみにこの国際合意には
ファーストリテイリングも
参加しています。

途上国の安い労働力をいいように使い倒す
態度を改めたんですね。

さらには各工場の建物の強度や防火対策、
避難路の確保などもチェックし、基準に
満たない工場は仕事を受けられない
仕組みとなりました。

厳しい基準とはいえ、人の命には
代えられませんからね。

政府も本腰を入れて対策に乗り出し、
規模の小さい個人経営の工場でも
問題があれば操業できないように
取り締まっているのだとか。

国の重要な産業を揺るがしかねない
問題なだけに、先進国任せではなく
国を挙げて対策するという姿勢を
見せたんでしょうね。

ただ、工場で働く労働者の労働条件の
改善は進んでおらず、経営者の労働者に
対する扱いも問題になっているのだとか。

いわゆる日本の「蟹工船」
みたいな状態でしょうか。

日本もそうであったように、労働者の権利
といったことも根付くのはこれからなのかも
しれませんね。

事故で犠牲になった人々のためにも、
バングラデシュの労働環境がこれから
よりよくなることを祈りたいですね。

スポンサードリンク