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柴田秋雄のプロフィール!名古屋の赤字ホテルを再建!その驚きの方法とは?

   

4期連続で赤字続きだった
ホテルアソシア名古屋ターミナル。

このホテルを黒字化して再建したのが
元総支配人の柴田秋雄さんです。

そのエピソードは書籍化され、
さらにはドキュメンタリー映画も
製作されました。

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プロフィールについて

柴田さんは岐阜県の出身。

当時の国鉄に就職し、のちに
鉄道労働組合名古屋地方本部の
専従役員となります。

その後は国鉄を退職し
組合役員として従事。

JR東海労組の事務局長や
JR連合の事務局長を歴任。

そして、1994年にホテルアソシア
名古屋ターミナルの販売促進部次長に
転身します。

労働組合の役員からホテル業って
ぜんぜん畑違いのところから
来たんですね。

その後、総務部担当部長から
取締役総支配人、最終的に
代表取締役専務総支配人を
務めました。

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従業員の変化

柴田さんが同ホテルに来た当時、
業績は4期連続の赤字でした。

4年ほども赤字続きだった
ということですね。

まさに倒産寸前。

しかし、それを7期連続の黒字に
転換させたわけですから、
奇跡に近いものがありますね。

その再建の原点になって
いるのが「優しさ」。

映画のタイトルにもなっている
「日本一幸せな従業員をつくる」
という言葉にも象徴されています。

赤字続きのホテルを立て直すというと、
リストラした上、社員を徹底して鍛え直して
サービスも合理化するというような
厳しい経営方針だと思いがちですけどね。

柴田さんは200人いた従業員
一人一人と家族のような関係を築き、
信頼関係を構築。

サービスの向上や経営改善よりも
従業員を大事にして自分の職場を
好きになってもらうようにして
いったのだそうです。

まぁ社会人で自分の会社や職場が
大好きって言える人は少ない
でしょう。

むしろ社畜扱いに不満を持って
いる人のほうが多いのではない
でしょうか。

柴田さんは年末に従業員の
家族を招く集いを毎年開催。

柴田さん自らが家族一人一人に
声を掛け、感謝を述べて
回ったのだそうです。

企業の役員がなかなか
そんなことしませんよね。

会社のトップが誠意を示すことで、
従業員は自分が必要とされている
と感じるようになるわけですね。

そうなれば自然とやる気も出ますし、
サービスの質も上がっていく
でしょうね。

実際、銀行との約束に反して赤字に
なりそうだったとき、従業員の
ほうから給料の1割カットを
申し出たのだそうです。

そのおかげで業績は黒字に。

いくら自分の会社が好きでも
給料減らされるなんて絶対
嫌ですよね。

それだけ自分たちのホテルを
愛せるまでに変わっていったん
でしょうね。

誠意ある対応が評判に

従業員の意識が変わった
同ホテル。

集中豪雨で交通機関が
麻痺したときにホテルを開放。

突然、帰るに帰れず行き場を失った
人々にとってはまさに救いの手だった
でしょうね。

さらには食事までサービス。

他のホテルではそうした人々は
締め出していたそうですので、
まさに“神対応”ですね。

あるときには同ホテルで
食中毒が発生。

ほんの数人だったため公表する
必要もなかったのですが、
逆に包み隠さずに公表。

その対応がまた評判となり、
客を呼ぶ呼び水になったのだ
そうです。

やはり“血の通った”誠意のある
サービスをすればお客さんも
振り向いてくれるものなんですね。

現在は?

ホテルアソシア名古屋ターミナルは
名古屋ターミナルビルの建て替えに
ともなって2010年に営業を終えました。

もうこのホテルはないんですね。

柴田さんはその後、
一般社団法人アソシア志友館を設立。

理事長として講演活動などを
行っているそうです。

合理化やリストラといった
従業員を切り捨てる苛烈な経営とは
真逆の方針で伝説的な再建を
成し遂げた柴田さん。

みんなが幸せになれる
こういう会社が日本社会に
増えていってほしいですね。

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