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ヤロスラヴリ旅客機墜落事故の原因は?ロシアのアイスホッケーチームの悲劇!

   

2011年9月7日、ロシアのチャーター便
Yak-42Dが墜落する大事故が起こりました。

この旅客機にはアイスホッケーチーム
「ロコモティフ・ヤロスラヴリ」の
選手・コーチが搭乗していました。

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事故原因は?

この便には乗客・乗員合わせて45名が
乗っていましたが、航空機関士1名以外は
全員死亡するという大変いたましい
事故となりました。

この事故の原因は操縦士の操作ミス。

副操縦士が神経疾患を患っていたために
足の感覚が鈍く、離陸時にブレーキを
踏んでいることに気付かなかったのだとか。

人の命を預かる旅客機のパイロットには
ありえないことですね。

自動車だって深刻な持病があれば
運転できませんよね。

さらにこの副操縦士はYak-42以外の
機体も操縦しており、ほかと形状が異なる
ブレーキペダルだったために無意識で
踏み込んでしまったのだそうです。

こういうことが起きないように
複数の機体を同時期に操縦しない
というルールがあるものなのですが。

重大な疾患を隠していたことと、
複数の機体を操縦していて発生した
操作ミス。

まさに当たり前のルールを無視した
結果が招いた事故だったんですね。

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事故の経緯

ホッケーチーム「ヤロスラヴリ」の
遠征のためにチャーターされた
Yak-42D。

機体のトラブルもなく
離陸態勢に入ります。

スピードを上げて
滑走路を疾走。

エンジンの出力は十分でした。

機長は機首を上げて離陸しようと
操作しますが、しかし一向に離陸せず。

前述のとおり、加速しながら同時に
ブレーキかけていたわけですから、
離陸スピードには達していなかったん
ですね。

しかし、エンジン出力は十分ですし、
離陸しないはずがないと思った
操縦士たち。

なおも出力を上げて
離陸を試みます。

そして、走り続けてついに
滑走路をオーバーラン。

ここで離陸をストップして
いればよかったんですが。

滑走路を出てもまだ
走り続けるYak-42D。

たまりかねて機長が一旦、
離陸を中止しようとしますが、
それを副操縦士が制止。

じつは副操縦士はこの航空会社では
機長の上司にあたり、その力関係で
離陸が続行されてしまいました。

ふつうコックピットでは
機長が絶対なのですが。

指揮命令系統まで
狂っていたんですね。

そして、出力や機首上げを
目いっぱいにしてようやく
浮上したYak-42D。

しかし、機首上げを目いっぱいに
していたことで機体が急上昇。

一気に力が解放されて舞い上がって
しまったんですね。

そのせいで浮上する揚力が
得られずに失速。

機体は1キロ先の川に
墜落してしまいました。

乗員・乗客ほぼ全員が即死だったと
見られています。

墜落直後、選手一人と航空機関士が
救出されますが、選手はのちに死亡。

生存者わずか1名という
まさに大惨事となりました。

その後について

アイスホッケーは
ロシアの人気スポーツ。

そのチームのほぼ全員が亡くなる
という事故はロシア国内に
大きな衝撃を与えました。

日本のプロ野球やJリーグのチームが
1チーム消滅するようなものですよね。

ロシアのアイスホッケープロリーグ
KHLはそのシーズンの全試合を中止。

当時のメドヴェージェフ大統領も
事故現場に献花に訪れました。

選手の中には18歳と若い選手も
いましたから、アイスホッケー界に
とっても大きな損失だったでしょうね。

事故を起こしたヤク・サービスは
その後、航空会社としての認可を
取り消され、営業も終了。

明らかな過失でこれだけの犠牲を
出したんですから、やむをえない
でしょうね。

まさに人為的なミスで発生した
ヤロスラヴリ旅客機墜落事故。

このような事故が二度と
起こらないことを祈るばかり
ですね。

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