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長谷川真也(東海大学)のプロフィール!熱音響エンジンのメリット・デメリット

   

熱から音波を発生させて
それをエネルギーに転換させる
熱音響エンジン。

その研究に携わっているのが
東海大学の長谷川真也さんです。

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研究者の道へ

長谷川さんは新潟県新発田市の出身。

小さいころからマイペースで
周囲に合わせることが
苦手な子供だったのだそうです。

日本の教育では何かとみんな横並びに
させたがりますから、長谷川さんに
とってはつらかったでしょうね。

しかし、むしろその性格こそが研究者向き
だったこともあり、東海大学の工学部に
進学してからは成績優秀だったのだ
そうです。

ようやく自分に合った環境を
見つけたんですね。

そうして博士課程を修了した
長谷川さんは、いすゞ中央研究所
に入社。

とても理解のある上司の下、
大好きな研究に打ち込むことが
できたのだそうです。

いい出会いがあった
ということですね。

そこで研究していたのが
現在に通じる「熱音響機関」。

当時、700℃以上ないと高効率で
音波を発生できなかったものを
300℃で機能するための研究を
していたのだそうです。

まだ実用化の目処もない研究を
させてくれていたいすゞや
そこの上司も懐深いですよね。

しかし、3年ほどして社内の方針が
変わって長谷川さんも研究だけに
打ち込むことができなくなります。

そこでちょうど母校の東海大学で求人が
あることを知り、上司に相談すると
大学で研究を続けることをむしろ
すすめてくれたのだそうです。

了見が狭い上司なら「恩知らず」と
罵りそうですけど、本当に長谷川さんを
理解してくれるいい人だったんですね。

そうして東海大学に戻った
長谷川さん。

研究者として熱音響エンジンの
実用化を目指しています。

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熱音響機関の長所・短所

熱音響機関は非常に大きな
可能性を秘めています。

熱をそのまま利用することから
ふだんは捨てている車の排熱や
工場の排熱を利用することが
できます。

じつにエコロジーですね。

自動車も3割の熱だけ利用して
残り7割は捨てていると言いますから、
じつにもったいない話です。

車に熱音響機関が搭載できたら
燃費が飛躍的に上がりそうですね。

そして仕組みがとても単純。

鉄パイプなどのほか数点の
部品で作ることができる
のだそうです。

製作コストやメンテナンス費用が
抑えられるわけですね。

これならすぐにでも実用化
してほしいところですが、
やはり課題もあるのだそうです。

まず仕組みは単純ですが、
構造が大きくなりがち。

コンパクトにならないと
さすがに車などには
搭載できませんよね。

また、低い温度でも
動作できるかどうかも課題。

車などの排熱は300℃以下で
このくらいの温度で動作させる
のは難しいそうです。

300℃ってけっこうな温度だと
思いますけど、低いほうなんですね。

また、想定した温度できちんと
動作するかどうかは作ってみないと
分からないのだとか。

費用をかけて作ってみたけれど
「動かない」というのでは
リスク高すぎますよね。

まぁそれだけの課題があるからこそ
誰も取り組んでいないということ
なんでしょうけどね。

逆にこれらの課題をクリアできれば
産業界にある種の革命が起こる
かもしれません。

世界で最高の熱音響機関を作ることを
目標にしているという長谷川さん。

ぜひその夢を実現する熱音響機関を
開発してもらいたいものですね。

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