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北見市都市ガス漏れ事故の原因とは?一酸化炭素中毒で死者まで!

   

2007年に北海道北見市で発生した
都市ガスのガス漏れ事故。

周囲の住民が一酸化炭素中毒に陥り
死者まで出る大惨事となりました。

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事故の原因は?

この事故で3名が死亡、
11人が病院に搬送されました。

事故の原因はガス管の破損。

なぜそんなことが起こったのか
というとこれには複数の要因が
重なったと見られています。

まず、北海道ならではの
気候によるもの。

事故が起こった1月は例年
かなりの冷え込みになりますが、
その年は比較的暖冬だったのだ
そうです。

しかし、事故当日は氷点下17℃と
急激に冷え込んだため、地面が
凍土となり、路面の荷重によって
破損に至ったと見られています。

また、下水工事の関係でガス管を
掘り起こして、また埋め戻していた
そうで、それが金属疲労につながった
とも言われています。

こういう事故が起こらないように
点検をしたり、ガス管を交換する
工事をするべきだと思いますけど。

じつは事故を起こした北海道ガスは
市営の北見市ガスから事業を売却
されたばかりでした。

北海道ガスにしてみれば収益悪化で
売却された北見市ガスのガス網を十分に
メンテナンスする余裕がなかったん
でしょうね。

また、供給していたガスも
一酸化炭素を含む旧型のガスでした。

この事故は様々な要因が連鎖したとも
言えるのかもしれませんね。

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対応の遅れ

事故の前日、死者が出るより前に
住宅のガス漏れ警報が作動する
騒ぎがあったのだそうです。

そのときには調査員も現地で
検査したそうですが、検知した
ガスの量が微量だったこともあり
「問題なし」と判断。

また別の住宅でも警報が作動しましたが
このときには「警報機が古い」と
警報機のせいにしていたのだそうです。

この段階できちんと対応していれば
惨事にはつながらなかったん
でしょうけどね。

その翌日、同地区の女性が
トイレで倒れ、搬送後に死亡。

病院では心不全だったと診断しますが、
じつは一酸化炭素中毒でした。

医師も誤診してしまったんですね。

警察も何らかの事故として
女性宅を訪れますが、病院側の話
から事件性はないと判断。

女性の夫も頭痛を訴えていたため
ガス漏れの検査もしましたが、
やはり微量にしか検知できず
「問題なし」とされました。

しかしその後、続々と頭痛や吐き気を
訴える住民が出始めます。

これは完全に「おかしい」と判断すべき
ですが、それでも警察も消防も
北海道ガスも動きませんでした。

検査で異常がなかったことが
あだとなったんですね。

被害が拡大

最初に犠牲者が出た翌日、またもや
警報機が作動し、本格的に調査を開始。

2軒の住宅で男性二人の遺体が
みつかります。

そうしてようやくガス漏れの事実が
確認されるに至りました。

このとき北見市は住民77世帯178人に
避難勧告を発令しました。

明らかに対応が遅いですよね。

しかし、ここまで気付かなかったのも、
ガスが地中を伝って漏れていたという
事実が挙げられます。

大気中に漏れていればすぐに
分かったんでしょうけど、
地中の下水道などに漏れて
いたため検知ができなかった
のだそうです。

また、北海道ならではの積雪も
ガスを地中に押し込める原因に
なっていたのだとか。

不幸な要因が重なっていたとも
言えるかもしれませんね。

その後について

この事故を受けて、経済産業省は
一酸化炭素を含む旧型ガスからの
転換を指示。

国内で旧型のガスは全廃されました。

同じような事故を起こさないためにも
そうした措置は当然でしょうね。

計14名が被害を受けた
北見市都市ガス漏れ事故。

二度とこのような事故が
起こらないことを願いたい
ですね。

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